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デサント 伊藤忠から社長  取締役9人退任、大幅譲

2019年03月25日


 スポーツ用品大手のデサントは25日、創業家出身の石本雅敏社長(56)が退任し、後任に筆頭株主の伊藤忠商事の小関秀一専務執行役員(63)‖写真‖を受け入れる人事を発表した。現在人いる取締役のうち石本氏を含む9人が退任する。異例の敵対的な株式公開買い付け(TOB)に発展した両社の対立は、デサントが大幅に譲歩する形で決着した。

 新しい取締役会の構成は、伊藤忠の主張通りにデサント出身者2人、伊藤忠出身者2人、独立した立場の社外取締役2人の計6人とする。デサント側は、韓国事業の責任者を務める金勳道氏が取締役に残るほか、日本事業を担当する小川典利大氏が新たに取締役になる。社外取締役にはスカイマーク会長の佐山展生氏とネスレ日本社長の高岡浩三氏が就任する。

 また、伊藤忠以外の株主の利益に配慮することや、取締役候補を審議する諮問機関を設置することなどを盛り込んだ協定書を伊藤忠と近く締結する。

 石本氏は「お客さまならびに関係者の皆さまにはご心配をお掛けし申し訳ございませんでした。自由な発想のもとでものづくりを続けます」との談話を公表した。一方、伊藤忠は「デサントのさらなる企業価値向上に向け、協調して事業拡大に取り組んでいく」とコメントした。

 小関秀一氏(こせき・しゅういち)東京外国語大卒。1979年伊藤忠商事。取締役専務執行役員などを経て2017年4月から専務執行役員。山形県出身。6月の株主総会日に就任。