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取締役に柳井氏長男・次男 ファストリ 創業家が経営監督強化

2018年10月11日

 カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは11日、創業者である柳井正会長兼社長(69)の長男の一(かず)海(み)氏、次男の康(こう)治(じ)氏をそれぞれ取締役に充てる人事を発表した。創業家が経営を監督する体制を強化する。一海氏と康治氏は現在、いずれもグループ執行役員を務めている。11月29日の定時株主総会を経て取締役に就く予定。

 柳井氏は11日の記者会見で「決して2人が経営者になるということではない」とし、後継者として世襲させる意向はないと語った。自身の去就については「会長を退任し、社長専任でもかまわないと考えている」と述べ、経営トップを譲る意向はないと強調した。

 ファーストリテイリングの取締役会は長く柳井氏以外は社外取締役が占めていたが、最高財務責任者(CFO)の岡崎健グループ上席執行役員も取締役に昇格する。

 同時に公表した2018年8月期連結決算は、売上高が前期比14.4%増の2兆1300億円、最終利益が29.8%増の1548億円となり、いずれも過去最高を更新した。海外のユニクロ事業が中国や東南アジアなどで大きく伸長し、売上高で初めて国内事業を抜いた。

 海外のユニクロ事業は売上高が26.6%増の8963億円、営業利益が62.6%増の1188億円。これに対し国内ユニクロ事業の売上高は6.7%増の8647億円、営業利益は24.1%増の1190億円で、営業利益でも海外が国内にほぼ並び、業績の牽(けん)引(いん)役となった。

 柳井氏は「世界の人に愛顧されたことを感謝したいが、まだまだ販売を増やせると感じた」と語り、来年のインド進出などの海外展開をさらに強化する考えを示した。