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「否定の必要ないと思った」 グリー社長「任天堂の倒し方」騒動

2018年03月13日

 「任天堂の倒し方、知ってますよ」。ゲーム業界ではあまりにも有名な言葉だ。グリーの田中良和会長兼社長が発言したとされ、インターネット上でグリーの業績が悪化した際などに「倒し方知ってるんじゃなかったのか」など揶(や)揄(ゆ)されている。しかし、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じた田中氏は「言ってないことなのでわざわざ『言ってない』という必要はないと思っていた」と真っ向から否定。今後の任天堂との協業や「倒し方」騒動への思いなどを語った。

 「倒し方」発言は、2012年12月、夕刊フジでフリージャーナリストの石島照代氏が執筆した記事が元になっているとされている。記事では、グリーの入社面接を担当する若手社員が、石島氏の知人に「任天堂の倒し方、知らないでしょ? オレらはもう知ってますよ」と発言したことになっている。この面接担当者の発言が、田中氏の発言だとしてインターネット上で拡散したということのようだ。

 この発言について、田中氏は「僕らとしては、『そんなこと言ってないね』というのが大きいです」と断言する。田中氏は「発言の証拠がないのだからあえて否定する必要はない」というスタンスだったが、「ネットで引用されたとたん、ファクト(事実)のように転換されてしまうことがすごいことだ」と述べた。

 一方で、「この発言が広まったときに、グリーがもっとユーザーに愛されていれば、『そんな発言をするはずがない』と思われていたはずだ」と、グリー側にも問題があったとの見方も示した。

 その上で、任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」向けに釣りゲームの「釣りスタ」を発売し、家庭用ゲーム市場に参入することを念頭にこう述べた。

 「任天堂さんといいゲーム作りをすることで、結果として(悪い印象を)払拭すべきだと思っています」