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スバル今期営業益51.2%減 下方修正2回目 群馬製作所の停止響く

2019年02月07日


 SUBARU(スバル)は7日、2019年3月期の連結営業利益見通しを従来予想から350億円引き下げ、1850億円(前期比51.2%減)とした。通期業績予想の下方修正は2回目で、国内唯一の生産拠点である群馬製作所の稼働を一時停止したことが主因だ。世界販売計画も引き下げ、3期ぶりに100万台を下回る見通し。検査不正など、生産現場を中心に続発した品質関連問題による業績悪化が鮮明になった。

 通期の売上高予想は900億円引き下げ、3兆1200億円(3.5%減)に修正。同時に公表した18年4~12月期連結決算も減収減益だった。

 東京都内で会見した岡田稔明最高財務責任者(CFO)は、1月の工場の稼働停止により、約3万台の影響があったと明らかにした。「電動パワーステアリング」という部品の不具合が原因。輸出向けを含め、車を供給できずに販売の機会損失を招き、業績を下押しした。

 18年5月に公表した期初予想では、19年3月期の営業利益は3000億円を見込んでいた。しかし、エンジンの基幹部品、バルブスプリングの不具合による大規模リコール(回収・無償修理)などで品質関連費用が膨らみ、11月に2200億円に引き下げた。

 スバルでは17年秋から、新車製造の最終工程である「完成検査」をめぐる不正の数々が発覚。大規模リコール、工場停止と群馬製作所を舞台に問題が相次ぐ。背景にあるとみられるのは急激な業容の拡大だ。同社の世界販売台数は北米市場が牽引(けんいん)し、18年3月期までの5年間で1.5倍に増えている。岡田氏は「成長のスピードが速く、『歪(ひず)み』がなかったわけではない」と影響を認めた。

 19年3月期の世界販売計画は、従来の104万1000台から99万6000台に引き下げた。100万台を割り込むのは16年3月期以来となる。

 北米での販売は依然好調で、業績回復は品質関連問題を収束できるかにかかっている。岡田氏は「100万台割れは残念だが台数は追わず、品質をしっかりと確保した上で生産性を高めたい」と強調した。