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関空 連絡橋の橋桁撤去も完了へ 第1ターミナルとA滑走路、運用再開 

2018年09月14日


 台風21号に伴う高潮によって浸水した関西空港は14日、第1ターミナルビルの南側エリアとA滑走路の運用を再開した。4日の全面閉鎖から10日ぶり。同ビル2階の国内線搭乗口から全日空の羽田便に乗客が乗り込み、午前7時すぎ、管制の指示でB滑走路から離陸した。A滑走路は未明に貨物便が離陸に使用、旅客便ではフランクフルト発のルフトハンザ便が午前7時20分ごろ、第1便として着陸した。

 この日は国際線約80便、国内線約40便が離着陸を予定。被災前の約30%に当たる。タンカーの衝突で破損した連絡橋の橋桁の撤去も14日中に完了する見通し。

 第1ターミナルでは午前5時ごろから利用客が訪れ、受け付けを開始。午前7時半すぎにはルフトハンザ航空便から外国人客や帰国した日本人らが次々と到着口に降り立った。京都市の教員、上田浩さん(46)は「旅先のニュースで災害を知った。意外にも早く復旧したので驚いている」と話した。

 第1ターミナルは関空を発着する大半の航空会社が使用し、通常時は1日約400便が発着する。関空を運営する関西エアポートは南側エリアの運用再開に伴い順次便数を増やし、20日までに50%まで回復できると見込んでいる。

 残る北側エリアの再開は日をめどとしており、第2ターミナルビル・B滑走路と合わせて旅客輸送に関わる施設の全面再開を目指す。

 一方、関空と対岸を道路や鉄道で結ぶ連絡橋の自動車専用道路を管理する西日本高速道路は14日、損傷した橋桁2本のうち12日に撤去した1本に続いて2本目を外す。鉄道部分を保有する新関西国際空港は、施設に大きな損傷が認められなければ21日にも運転が再開されるとしている。

 関空は4日に第1ターミナルビルやA滑走路などが広範囲に浸水し、停電や設備損傷が発生。一時全面閉鎖し、7日から被害を免れた第2ターミナルビルとB滑走路で一部の運航を再開していた。