facebook twitter

header_SocialLogoあなたのソーシャルネットワークでログイン

Fuji Sankei Business-i on RSS

◀ 写真ニュース一覧に戻る

写真ニュース詳細

タイヤ性能 水を感知して変化  住友ゴム、自動運転にらみ開発計画

2017年12月07日


 住友ゴム工業は7日、路面上の水や温度を自ら感知して性能を切り替えられる自動車用タイヤを2023年を目標に開発すると発表した。将来的に自動運転車の普及などが進むと、タイヤのメンテナンスや性能に気を配る運転手が減る可能性を踏まえ、路面の状態を気にせず走行できるようにする。競合タイヤメーカーも自動運転社会を見据えた対応を加速しており、この分野の開発競争が熱を帯びそうだ。

 住友ゴムが開発を目指すのは、タイヤ自らが性能を能動的に切り替える材料技術「アクティブトレッド」。ゴム以外の新材料も探索・設計する段階から進め、次世代タイヤを23年にも市販を視野に開発する。

 採用先としては通常の空気入りタイヤのほか、住友ゴムが実用化に向けて開発を進める空気充塡(じゅうてん)不要の「エアレスタイヤ」への適用も選択肢に入れる。

 次世代タイヤは車が雨でぬれたり、凍結したりした路面を走る場面などで威力を発揮する。例えば、タイヤのゴムが路面上の水を感知すると軟らかい材料に変化。タイヤが路面の凹凸に密着することで自動運転時でも安全に走れるようにする。

 エアレスタイヤに適用すれば、空気圧の調整やパンクによる交換も含めてタイヤの管理から解放される。同日の技術説明会で、材料開発本部長を務める村岡清繁執行役員は、カーシェアリング(車の共同利用)の普及も見据え「車もタイヤもメンテナンスフリーで安心して使えるようにしたい」と述べた。

 自動運転車をめぐっては、ブリヂストンや東洋ゴム工業のほか、仏ミシュランなど海外勢も乗用車向けエアレスタイヤなどの技術開発を加速。米グッドイヤーは、路面の水の量に応じて表面の凹凸を変形させるタイヤの研究を進めている。