facebook twitter

header_SocialLogoあなたのソーシャルネットワークでログイン

Fuji Sankei Business-i on RSS

◀ 写真ニュース一覧に戻る

写真ニュース詳細

米VCと連携 新産業創出の拠点 東急不動産 渋谷にインキュベーション施設 

2017年10月12日


 東急不動産は、米シリコンバレー発ベンチャーキャピタル(VC)、Plug&Play(プラグアンドプレー)とパートナーシップ契約を締結した。これに伴い海外のベンチャー企業を呼び込むため11月初旬にインキュベーション施設を東京・渋谷に開設する。

 プラグアンドプレーは2006年の創業以来、毎年150社以上の企業に出資。DropBox(ドロップボックス)やPaypal(ペイパル)など、企業価値10億ドル(約1120億円)以上の非上場ベンチャー企業「ユニコーン」を輩出しており、世界10カ国で事業を展開している。

 一方、東急不動産は渋谷駅周辺を中心としたエリア一帯を広域渋谷圏と定め、大規模再開発事業に携わっている。都内の虎ノ門や丸の内、日本橋といった各再開発地区では、街の活性化を図るためベンチャー招致に力を入れているが、渋谷も同じ目的でインキュベーション施設の整備を積極的に進めている。

 渋谷には、サイバーエージェントやGMOインターネット、ディー・エヌ・エーなどベンチャーから大きく育った企業の本社が集積している。このため街全体は「ベンチャーの総本山」といったイメージが強い。

 プラグアンドプレーは、日本進出に当たって、こうした渋谷の特性に注目し、それ以上に多様性に秀でている点に興味を抱いた。若年層から高齢者に至るさまざまな世代が行き交っているためで、「それらの掛け合わせで、いろいろなことが起こりそうだ」と判断し、渋谷に拠点を構えることを決めた。

 施設は、渋谷道玄坂東急ビルの1階に開設。面積は811平方メートルで、コワーキングスペースやシェアオフィスなどによって構成されている。現時点ではフィンテックやIoT(モノのインターネット)、保険とITを組み合わせたインシュアテック関連を中心としたベンチャーを招く予定だ。

 東急不動産がインキュベーション施設に期待しているのは、広域渋谷圏で新しい産業創出を支える役割を果たすこと。都市事業ユニット事業戦略部の黒川泰宏統括部長は「『大企業と出合い、産業を興すのであれば渋谷』といった評判を着実に積み上げていきたい」と話している。